2012年11月13日火曜日

第7回商店街うんちくツアー:うんちく編


サンマーメン
サンマーメン(生碼麺、生馬麺、三碼麺)は神奈川県のご当地ラーメンであり、当地で広く浸透しているラーメンの一種である。名称の読みから「サンマが入っている」と誤解されることが多いが、全く関係がない。
細麺を使った、塩ラーメンもしくは多くの場合、醤油ラーメンの上に、歯ごたえが残る程度に炒めたモヤシに片栗粉を溶いたあんで絡めて乗せた麺料理である。モヤシ炒めの中にはキャベツやキクラゲ等の野菜や蒲鉾、豚肉の細切り等も入っていることもあり、皿うどんのあんかけによく似ている。モヤシを主とするあんかけだが、「肉そば」の肉を減らして野菜を増やしたものが原型とされている。桑田佳祐がラジオで紹介するなど、多摩川以南、大井川以東の特に太平洋沿岸地域で多く食べられている。また、神奈川県外の近い地域(特に静岡県東部)でも数十年前から見受けられるようになった。神奈川県ではこのサンマーメンを県のご当地料理としてアピールしている。
語源
その語源は諸説あり、はっきりしていない。「生碼」と書く場合、生きのよい具材(碼)の意味とされる。「三碼」と書く場合、三種類の具(モヤシ、豚肉、ターサイ)を使ったための命名との説がある。馬のような生気がつくという意味で命名されたという説もあるが、「馬」は「碼」の当て字である。



歴史

第二次世界大戦前から存在しており、発祥は伊勢佐木町の「玉泉亭」とされているが、横浜中華街の「聘珍楼」、麦田の「奇珍」との説もある。

【以上 Wikipediaより】



横浜市が発行している『横濱』という季刊誌。その第7号(2004年冬号)では、「奇珍」の経営者に取材し、こんなことが書いてあった。

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サンマーメンとは、秋刀魚麺ではない、念のため。正しくは生碼麺と書く。「碼」とは中国語で「埠頭」のこと。だから「埠頭で生まれた麺」という意味になる。

『この麺を考案したのは、かつて中華街入り口にあった平安楼という店の蘆さんという料理人。寒い埠頭で働く荷役作業員たちの体が温まるように、モヤシを中心とした野菜を炒めたものを片栗粉でトロミをつけて麺の上に乗せたんです。当時のモヤシは高級食材で、船乗りたちが小遣い稼ぎに、豆を水に浸して暖かいボイラー室に持ち込み発芽させていたのを、中華料理店がいい値段で買っていったんですよ』と話すのは、大正7年の創業で三代にわたって伝統の味を守るご主人の黄國明氏。…以下略
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 発祥の店として従来から言われている「玉泉亭」、「聘珍楼」、「奇珍」のほかに「平安楼」説も出てきたわけだが、いずれにしても中区が発祥の地であることに変わりはない。

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