2016年4月5日火曜日

アメリカの雰囲気を感じる「本牧商店街うんちくツアー」(その3 本牧ガーデン)

「本牧OZ」でアメリカの雰囲気を感じた参加者は、次なる訪問先「本牧ガーデン」に向かいました。
こちらは造園業(細野植産)もやっていますが、今回は生花販売のお話しです。




本牧というところは花の栽培農家が多くて、昭和の初めでも18軒の農家がありました。
その中で一番古いのが通称ジャーメン農場、藤沢花園というところです。
店主(細野さん)の祖父は造園業を行っていました。そのいとこがジャーメン農場を始めたのです。西洋ツツジと呼ばれるアザレアを日本に初めて持ち込んだのが藤沢でした。

石田兵一著『雲水伴侶』より ジャーメン農場

本牧や山手にはアメリカ人を始め多くの外国人が住んでいました。ですから花の需要が多く、その結果、本牧通りには花屋さんがたくさんあったのです。



昭和30年頃は、米軍の人たちも景気が良く、1ドル360円でしたから日本人に比べれば非常に高い給料でした。
クリスマスともなると、アメリカ人はいいものがあればクリスマスツリーを買い替えます。一軒の家の中で、2本3本と飾っていました。庭にも部屋にも。

大きいのは天井を突き抜けるほどのものもありました。


ほかの花屋では、クリスマスになると花束や洋蘭などがどんどん出ました。1輪500円くらいで仕入れたのを1万円2万円で売れたそうです。
ほかの町だと菊などが登場するのですが、本牧はやはり違います。蘭やバラなどの需要が多かったのです。日本人にとっては高嶺の花でしたが。
店主のお話を聴いたあと、なんとアザレアのプレゼントが!
ありがとうございました。
(つづく)

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