2016年4月5日火曜日

アメリカの雰囲気を感じる「本牧商店街うんちくツアー」(その5 ゴールデンカップ)

まだ本牧が米軍住宅と米軍施設に囲まれていた時代、今の本牧通りはD-Avenueと呼ばれていました。
通りの海側がAreaⅠ、山側がAreaⅡ、根岸の丘がArea Xと名付けられていました。
1964年12月、その近くに「ゴールデンカップ(Golden Cup)」が生まれました。
時代はベトナム戦争の真っ最中、連日連夜、ゴールデンカップにはGI達が訪れ、朝まで饗宴が繰り広げられていました。

ハウスバンドとして活躍していたザ・ゴールデン・カップスが当時のグループサウンズブームに乗って一躍メジャーバンドとなったのもその頃です。
1982年、米軍の接収地が返還され、フェンスの向こうのアメリカは消えてしましました。
跡地は瀟洒な住宅街と商業施設に囲まれるエリアとなりました。


伝説のライブハウスと自他ともに認める[ゴールデンカップ]は場所も当時の佇まいもそのまま、現在もライブハウスとして、レストラン&バーとして営業を続けています。
2014(平成26)年、ゴールデンカップは開業から50年を迎えました。今年は52年目に入ります。


さて、「商店街うんちくツアー」の一行が入店すると、オーナーの上西さんからご挨拶がありました。
上西さんは京都の出身で、もともとは婦人服関係の仕事をしていました。その後、横浜に出てきたのですが、 当時はベトナム戦争の最中で本牧には米兵があふれていました。
「米兵を相手にする商売をするのもいいかな」と思った上西さんは、「イタリアンガーデン」に行く機会も度々あり、その雰囲気の良さを気に入り、「ゴールデンカップ」を開店したそうです。



上西さんのお話が終わると間もなく、驚きのサービスがありました。
なんと、バンドの生演奏があったのです。
予定には入っていなかったのですが、参加者に当時の雰囲気を味わってもらおうと、メンバーを集めてくれたようです。
エルビス・プレスリーやビートルズの曲が流れていました。






途中からは女性のシンガーも登場。


いい感じですね。



この日のランチ。柔らかいハンバーグに濃厚なソースがかかっていて、美味しいです。
みなさん、食事をしながら昔の音楽を楽しんでいました。


なかには、昔を思い出してゴーゴーを踊る女性も!
いいね。


懐かしいジュークボックス。ダイアナ、ムーンリバーなどのほかに、もちろんゴールデンカップスの長い髪少女も入っています。





ランチの最後はお楽しみの抽選会。いいものが提供されていました。

表に出ると、TVkの取材班が待ち構えており、参加者にインタビューをしていました。
(つづく)

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